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2011.01.05

新年の挨拶

明けましておめでとうございます。
皆様方に於かれましては、良き新春を迎えられた事と、
謹んでお慶び申し上げます。

昨今の我国経済は、一昨年の世界的経済危機以来、断続的に顕在化する
内外の諸問題に抜本的な打開策が講じられないまま、暗雲立ちこめる中、
低空飛行を続けております。

右肩上がりの経済成長は終焉を迎え、
バブル崩壊以後“失われた20年”とも称される厳しい情勢にあり、
国際的地位の低下も危惧されるなど重大な岐路に差し掛かっていると言えます。

また政界では有権者による歴史的な政権交代が実現するも、
政策変更の二転三転が相次ぎ、不安定な印象が否めません。

建設業界に於いても、不透明であった公共事業関係費ならびに関係団体の
事業仕分けが話題を呼ぶ等、公正かつ堅実な体制が求められていると感じます。

こうした厳しい社会情勢にあり、昨年始動20周年を迎えた長期性能保証事業は、
認知が浸透し、利用につながった結果、期首目標16億を期半ばにて突破。
最終的には年間申込件数365件、年間申込金額27億6千万円超と史上最高記録を更新する運びとなりました。

また工事完成保証事業に於いても、期首目標5億円を3ヶ月経過時点で容易に達成し、
年度末には年間申込件数49件、年間申込金額29億4千万円超と飛躍的な伸張を遂げる事が出来ました。

これも偏に、皆様方が本制度に寄せて下さった信頼が結実したものと
有難く受け止めると同時に、その重責に改めて気を引き締めておる次第です。

当会の保証事業は、傘下組合の各組合員会社に所属する仕上性能管理士に
よる責任施工体制の下で遂行される工事を、組合と連合会が二重で履行保証・性能保証する仕組みを取っており、幾重にも監理の眼を光らせ、盤石な体制を築くよう努めております。

今後も“安心・安全”を求める時代の要請に応えられる確かな事業の提供が
出来ますよう、組合員一同、心一つに邁進いたす所存でございます。

末筆になりましたが、本年も一層のご支援・ご協力をお願い賜りますと共に、
皆様方の益々のご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、
新年のご挨拶とさせていただきます。

全国マスチック事業協同組合連合会
会長 鈴木浩之